2007年7月27日
2007年新潟県中越沖地震の発生予測年

Niigata2000-07.3_2

 

前回、2007年新潟県中越沖地震発生前に”地震の目”が現れたことを報告しましたが、それと発生予測年との関係は?という質問が多かったので、今回説明させていただきます。

 

結論から述べると、地震の目(ドーナツアイ)の出現により、予想震央を地震の目の中央部138°20’E、37°30’Nと推定すると、標記地震の発生予測年は、マグニチュード6.6〜7.5の地震が西暦2008±6年となりました。

 

上の図1は、本ブログ7月24日のものです。この図の中央部あたりの黄色く見える部分が、地球に空いた窓の様な部分で、逆に言うと変形せずに頑張っているアスペリティとみなせます。そこで本図より前期のように割り出された位置が、予想震央と成ります。

次に、今回の中越沖地震以前に付近の4火山のP2噴火が識別されます。

1983年 新潟焼山噴火 予想震央より70 km

1990年 浅間山噴火  同     120 km

1995年 焼岳噴火   同     160 km

1991年 御嶽山噴火  同     190 km

図2は、今回の地震より前の日本の火山活動と内陸型地震活動の関係を示しています。

 

image_1

 

新潟焼山より予想震央までの距離が70 kmあります。 図の横軸は、火山から震央までの距離を表し、この70 kmの目盛からま上に曲線と交差する位置を横に追うと、その数値は噴火(P2)から何年したら予想震央で地震が発生するかるかを示しています。新潟焼山と の関係からは、噴火から20年後、すなわちに2003年頃地震発生(誤差±6年が読み取れる)と言うことになります。このようにして、先にあげた4つの火 山活動から計算した平均値はすでに述べたように、2008年±6年と言うことになり、今回の地震発生はこの中に入ります。

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