- 2008年4月8日
- 沖縄本島に有感地震
俗に沖縄には火山がないから地震がないと言われる。しかしこれには、加藤祐三琉球大学名誉教授をはじめ専門家からは疑いがもたれています。折からこの4月7日、沖縄本島南部付近で二つの有感地震が発生し、地元紙に報じられました。注意が必要と思われます。
4月7日朝沖縄本島南部付近でマグニチュード3.7(深さ50 km)の地震が発生。昼頃には、久米島近海でマグニチュード3.5(深さ70 km)の地震が起きました。有感となる地震はこれまで少なかっただけに気になります。
最近の沖縄本島付近の通常地震活動を見てみると(図1)、この活動は、どうも沖縄本島東南沖に推定されている地震の目”サイスミック・アイ”を取り巻いているドーナツの輪(サイスミック・リング)に関係した活動のように見えます。
もしそうであるとすると、本震があったとしてもアイの付近と考えられますか陸上が破壊されるという自体は免れると思います。阪神大震災の時のような状態に なることは考えにくいと思われますが、ただ地震の大きさによっては、その影響が心配されます。その辺の推定は、月末発行予定の私の新著で検討されていま す。それによると推定発生機関の一部に入っている事になるので、早急な検討が必要と思われます。