2008年5月9日
2008年5月8-9日の地震は茨城沖空白域で発生

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2008年5月8日の地震はマグニチュード7に更新された。それとその余震域は、拙著『大地震の前兆をとらえた』の口絵に示した、茨城県南部空白域(『次 に来る大地震は○○だ!』)の中の地震の目”サイスミック・アイ”付近及び中で発生していることが明らかとなりました(上図参照)。

 

2008 年5月8日午前1時45分に発生した地震は気象庁により、当初のマグニチュード6.8から7.0に格上げされた。これは大地震の主震かどうか今しばらく様 子を見ることは大事でしょう。これは図2に示すように、茨城沖空白域の中の地震の目の南部でM7が発生しその後の地震活動はこの目の中で続いている。この 余震域を次の図3の中に入れてみる。

 

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図3の赤まるは、地震の目” サイスミック・アイが見られる、いわゆる第2種B型住は区域を示しています。つまり30年以内に大地震(≧M6.5)発生の可能性が高いところです。今回 の地震域を青まるで示してありますが、之は、そのすぐ南にある赤丸とほぼ同じ位置にあるものです。というのは、今回の青まるの地震域は、第2種型空白域の 中で起こっていて、その空白域を図3の赤丸で示したつもりだったのですが、図の書き方でこのようなずれが生じてしまったと言うことです。また、この位置 は、『次に来る大地震は○○だ!』(以下『○○』)で示した位置とも同じなのです。

 

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で はどうして、この場所でマグニチュード7以上の大地震が発生すると思ったのでしょう。それは図4で示す、地震の目の特徴的なパターンから判断しました。階 段状にだんだん通常地震回数が増えていくからです。しかしここで重要なことは、図3で示している茨城沖空白域で今回大地震が発生したと言うことは、次の地 震は、その両隣ある赤色で示した空白域で大地震が発生すると言うことが由り確かになったと言うことです。

場所は、地震の目の位置で県検討がついたとして、大きさも図3の数値で示されるように6.5-7.5 は予想どおりであったことがわかります。ただし、時間が、昨日本ブログで示したように、『○○』では予想が2008年でまさにその時ですが、新拙著(以下 『新書』)の図(上の図3)は、2019年となっていて大分違っています。これは実はいかの理由によるためでした

 

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『次に来る大地震は○○だ!』(2006年刊)の時は、噴火と地震の関係から時間を割り出しました。それが 2008年説の根拠です。ところが新書では、サイスミック・アイから割り出したものを示してあったのです。それが20019年大地震発生とされたのです。 それは、図4で示される1989年をe-1としたからでした。ところが現実は図3のように1978年をe-1の出発ととると、それに30を加えた2008 年が大地震発生年となるのです。

そのどちらかは、他のデータと照合しないとわかりにくい場合があります。そのため、噴火のデータと照合すると、1978年を出発点と執ることができます。

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