2008年7月8日
2008年7月8日沖縄近海にM6.oの地震発生とその意味

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2008年7月8日16時42分頃、北緯27.5度, 東経128.5度で深度50km、M6.0と推定される地震が発生しました(気象庁)。これで奄美ー沖縄にはもう大地震は起きないのでしょうか?

 

今回の地震は、気象庁の資料を整理してみると、奄美に推定されるドーナツ(サイスミック・アイ)と沖縄アイを取り囲むサイスミック・アイとが交差する部分で発生しています(図1)。
これは、二つのアイの発達によりもたらされた現象と見ています。そうであれば、大地震(M≧6.5)に関しては二つにアイ付近での本震に注意すべきと思われます。
奄美アイの発達パターンからは、本震発生は、2013±5年, 諏訪之瀬島噴火との関係(2002年の活動をP2とします)からは、2012±5年、平均2013±5年(M7-7.3)と予想されます。
断層は北西ー南東走向で北西へ向かって、左横ずれ型の地震発生が予想されます。
沖縄アイについては、すでに火山活動とアイのパターンから2011±4 年と推定されています(木村、2008)。
断層は、北東ー南西に伸び、逆断層型か正断層型の地震発生が予想されます。

 

それにより推定されるMは7.5前後 です。沖縄には大地震はないと信じられているようですが、しっかりと監視するべきであるし、防災にも心がけるべきではないでしょうか。

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