- 2008年8月10日
- 8月8日、東京・神奈川震度4地震発生とそのわけ
-
図は気象庁発表の図です(HPより)。同庁に基づくと、マグニチュード4.8で震度40km。これは何を意味するのでしょうか。
図2は、SeisView による1960-2008年4月30日までの通常地震活動の様子です。点線の楕円で囲まれたようなパターンを示しているように見えます。今回の地震の震央 は図中に白☆で示しましたが、それは銚子アイを取り囲むサイスミック・アイの西端付近の活動に見えます。
図3は、今回の地震と銚子アイを通プレート断面図です。プレートの境界は力学的断面を示したつもりです。今回の地震(白星)はサイスミック・アイ(広くとった場合の)の活動とみなすことができそうです。
図4は、銚子サイスミック・アイの地震活動を示します。時間を追って見ていくと、南東から北西へ地震活動が移る傾向が認められます(片矢印)。本震は北東の角に予想されます(青☆印、140°36’、35°48’)。断層の長さは、43kmほど。したがって、M7.1-7.6の地震が予想されます。深さは、図3から、およそ30-50km付近。
図5は、銚子アイの地震活動の推移を示したものです。もし立ち上がりを1983年ととると
本震は、2013年±4年という計算になります。これと、火山噴火との関係から計算される年数との関係で、推定年数が設定されます。