2008年9月14日
2008年9月12日十勝沖にM7の大地震発生

1.0809M7

 

9月26日、北海道の一部震度5の地震発生(図1,気象庁 http://www.jma.go.jp/jp/quake/)。そのわけは? また、今後の他の大地震との関係は? 9月12日の釧路沖で発生したM5.3の地震が気にかかる。

 

図2は、十勝沖で2003年に発生したM8.0の巨大地震前の、”地震の目”を示したものです。一番内側の破線楕円が目を示します。その目の中に、3つの地震活動部分(A-C)があります。図3では、その目の中全体の活動状況を示します。

 

shapeimage_2

 

図3は、通常地震の発生回数を示したものですが、ノコギリの歯状に地震活動が発生していて、典型的な目の活動と見られます。その立ち上がりを3図から、1966年と読み取ると、本震の発生は、1975+30±4 年、すなわち2005±4年となります。これは2003年の十勝沖地震の発生時期と重なります。

 

shapeimage_3

 

次に、同様に今回の2008年の十勝沖地震について見てみましょう。

 

shapeimage_4

 

図4は、2008年十勝沖の前に現れた地震の目を示しています。これによると、2003の年巨大地震前に目の活動をしていたAはサイスミック・リングの活動となり、残るBとCの地域の活動が目の活動と見られます。そこで、このA+Bの通常地震活動を見てみます。shapeimage_5

 

 

図5によると、この目の活動の立ち上がりは、1975年とみられます。したがって本震の発生は、2005年±4年と予想され、誤差の範囲で重なります。この大地震にも、サイスミック・アイの原則が当てはまるようにみえます。

ここで注目すべきは、今後の予測でしょう。なぜなら、今回は2つの活動域B-Cが活動したのですが、この規則性に従うと、次回はC+アルファが活動して良いことになります。そうであれば、今から次の予測ができるかもしれないからです。図6がそれを示します

 

shapeimage_6

 

図6hs、2008年9月現在での予測です。図のようなサイスミック・アイ(地震の目)が予測できます。これから本震発生予測ができるか見てみましょう。

 

shapeimage_7

 

図7を見てください。少し頼りなさそうなグラフですが、これからは、2009±4年に本震発生の可能性を示しているようにみえます。誤差を考えると、今後の監視が必要と思われます。

 

今後の問題点

今回は、サイスミック・アイすなわち通常地震活動のみから年代を議論しました。しかしこれとは独立したデータとの検証が必要と思われます。それには、すみやかに周辺陸域の火山活動との関係から、大地震発生時間を求めて、検証していきたいと思っています。

 

 

このエントリーをはてなブックマークに追加