2008年9月16日
北海道沖に地震の目?

2008年9月にマグニチュード7.0の大地震が発生。その東側に別の地震の目が発生していると思われる。

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図1のA, B, Cは2003年十勝沖地震(M8.0)の目だったもの、本震はAの近くで発生しました。B、Cは2008年9月11日の地震の目に相当し、本震はB付近で発生しました。残るはCのみとなり、今後このC付近で大地震の発生が予測されます。

 

残された地震の目付近で本震が起こるとすれば、それはいつか?。本HPの「地震 Earthquake」の9月12日のブログで、サイスミック・アイを使って予測している。それによると、2009±4年と計算されました。

 

図2(下図)は、日本の火山噴火と大地震(M≧6.5) との関係を示したグラフです。横軸は火山から大地震の震央までの距離、縦軸はその火山の噴火から大地震発生までの時間(年)を示しています。これは、いわ ゆる内陸型と北海道で発生するものを合わせてあります。どういう訳か、北海道付近で発生する大地震については、海溝で発生するものも内陸で発生するものも このグラフに良くのります。

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このグラフに今年2008年9月11日に発生したM7の大地震をプロットしました(I)。対応する火山活動は有珠山の2000年噴火です。図2の2重丸(◎)がそれです。きれいにグラフにのります。

 

図中のII は、C付近で予想される本震の発生年をみたものです。本震の位置を図1のC付近の北緯41度36分、東経145度18分とすると、そこは有珠山から426 kmほどとなります。図2の横軸の426 kmにあたるところから立ち上げた垂線が曲線と当たるところがほぼ6年となります(横矢印)。

 

有珠山の噴火(P2) が2000年とすると、それに6を加えた2006年に誤差4年ほどを見積もった2006±4年が本震発生年と推定されます。一方、すでに地震の目から、本 震発生年は2009±4年と推定されます(本「地震」ブログ9月12日)。両者の平均値をとると、2008±4年となります。目の大きさから、M7前後と 推定されます。深さ20-30kmほどでしょうか。速やかな真偽の検討が必要と思われます。

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