- 2009年8月6日
- 木村説に基づく私案 (2009年8月6日公表)
気象庁発表では、2009年8月5日(水)09時18分に、宮古島近海(北緯24.2度、東経125.3度、震源の深さ30km)でM6.5と推定される地震(木村の定義する”大地震”)が発生しました。 上図の下の方の宮古島近海に2009±3年(M6.5)と付した予想地震に赤枠が付してありますが、それと一致します。予測が的中したと言って良いのではないかと思われます。
上図は、2009 年8月1日発行の通巻23号の「ザ・フナイ」誌に公表した私案です(木村、2009)。それは、木村(2008)に微修正したものです。気象庁のデータに 忠実に、地震活動の予測を試みてみました。 宮古島市では震度4の揺れがありました。津波や大被害がなかったようで安堵しています。
図1にプロットした予想宮古島沖地震については、その震央を北緯24.3度、東経125.2度(木村、未公表資料)で、地震の目の時系列と西表海底火山と の関係から発生年2009年とマグニチュード6.5を算出しました。実際には、発生年は2009年、マグニチュードが6.5と正確に合っています。そして 位置は、北緯24.2度、東経125.3度で、緯度・経度ともに0.1度ずれただけという正確な数値を得ていました。
予測と現実に以上のような一致を見たと言うことは、本図にある他域の地震に関する予測にも現実味が増すと言うことになりますので、本図を防災に役立たせていただけると幸甚に思います。
文献
木村政昭(2008):大地震の前兆を捕らえた。警戒すべき地域はどこか。第三文明社。
木村政昭(2009):近未来の地震活動ーその対処法・提言ー。ザ・フナイ、2009年8月号。