- 2009年8月24日
- 新たな噴火と地震が加わりました
2009年8月11日の静岡県沖地震(M6.5)の発生により、日本列島中央部に火山と地震予測のデータが加わりました。
駿河湾で8月に発生したM6.5の地震との関連で、当域周辺の検討を行った結果、富士火山域で地震の目ならぬ”火山の目”と言って良い現象が見出されました。2009年の駿河湾の地震が、富士山を中心としてその周囲をかこむ、いわゆる”地震の輪”の一部を構成しています。
その結果できた輪の中の空白域に地震の目があり、それが火山と一致しました。その”目”の発達段階を従来の大地震のそれと対比して求めたのが、上図の火山に付してある予測年代です。
また、南海トラフには灰色の地震予測域が付されています。これはまだ時間的に先の現象でありかつ他の地震のような精度がないため、灰色にしてあります。
地震については、今回の静岡県沖地震や富士山の活動を考慮した結果得られた、次の南海トラフで発生する巨大地震の一つの可能性を示したものです。