2009年9月4日
首都圏付近の地震・噴火

 

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上図は、2009年9月4日付け週間ポストに描かれた図です。そこでは、3名の専門家が指摘する危険区域が関東南部に集中するので、要注意という指摘でした。一見バラバラに見えるこの指摘が、実は整然とつながります。

 

下図は、地震の目と噴火と地震の関係から推計した、首都圏付近の地震噴火の関係です。下図に描かれた予想震源域を、北から南に見ていくと、まず、2009±4年(M6.8)の地震があります。水戸沖にあたります。

 

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私から見ると、この地震は溝上(みぞうえ)先生が最初の図で指摘している、北側の予想震源域との関係が考えられます。参考までに、溝上先生の指摘する予想域は、国の見解に一番近いものです。

 

白矢印の先は2011±3年の予想震央域になりますが、これは、木村によるものですが、見方によれば、溝上先生の北側部分の延長部ともとれます。本震は、成田付近陸域に考えられます。

 

次の矢印(地震の予想発生順を示しています)の先は、2012年の地震が予想されていますが、これは溝上先生の東京湾北部付近の予想域の一部です。東京駅も近いので気になります。

 

これと2009年に駿河湾で発生した目の様子は、よく似ています。関東内陸部は3つのプレートが重なり合っていて、解析が難しい地域ですが、2009年の静岡沖地震がその解析に役立ちました。

 

その矢印の先に富士山があり、周辺の地震発生後にすべての矢印は富士山を指向しています。弘原清(わだつみ)先生の大気イオン以上と富士火山帯下のマグマの活発化とは関連はないのでしょうか。

 

ここで、首都圏付近は一見危ないように見えますが、よく調べると、国が指摘している範囲が一度に破壊されて巨大地震が発生すると言うより、より規模の小さな地震がかなり限定的な起こり方をする可能性が示唆されます。

 

また、図によると、地震はまず北側の海域から発生して、中規模地震が断続的に内陸側に移ってくるという規則性が見られます。そうであれば、経過を見てそれから先を判断する余裕があるととれます。

 

また、先の図で示された専門家の指摘する異常域については、示された領域全体が一度に割れて巨大地震を起こすというより、その中の一部とか、やや離れたと ころに発生するといった可能性があります。経過を見ながら予測精度をあげていけば、危険なところはかなり限定的にしぼられる可能性があります。

 

私は、国と住民の協力があれば、原理的には直前予知も可能と考えています。いずれにしても監視が必要であると同時に、事前の心構えが大切と思われます。

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