- 2015年3月8日
- 伊豆大島三原山、2015年現在の噴火口内の様子
2015年3月6日12時、伊豆大島近海で震度3の火山性地震と思われる地震がありました。
木村著『次に来る噴火・大地震』(2015年1月・青春出版社刊)のP.29の図3に伊豆大島三原山の噴火と大地震との関係を示しています。
『火口底の高度(マグマの頭位)が、海抜400mになると大噴火となる。2014年現在、三原山の火口底は下がりきっていないので、噴火あるいは大地震がおこる??』(P.29文章引用)とあります。
上図は三原山の火口底の様子を示しています。火口底が平坦に見えるため、1986年の大噴火以降、マグマはまだ下がりきっていないことを示しています。今年も、ほぼこの状態にある様子です。
近年、三原山の斜面がくずれたことも、マグマの上昇傾向を示している可能性が示唆されます。今後、火口底が更に上昇するのか、下がって噴火が停止に向かうのか注意は必要かと思われます。